無痛ゆらし療法と後縦靭帯骨化症
後縦靭帯骨化症は、首の骨(頸椎)を支える靭帯が骨化して脊髄を圧迫するようになる病気です。
50歳以降に発症して日本人の男子に多いとの統計もあります。
後縦靭帯骨化症の診断と治療は、専門の医療機関でお受けになってください。
無痛ゆらし療法の施術は、症状が固定化してリハビリに移行したお方が対象となります。



無痛ゆらし療法の適応症状
- 首の痛み
- 運動障害
- 睡眠障害(痛みのために、上を向いて寝れない)
無痛ゆらし療法での改善事例
70歳代の男性
20年前に後縦靭帯骨化症が発症したと医療機関に診断された。
2005年に症状悪化に伴い整形外科で頸部の外科手術を行った。
2005年以降医療機関による医療を継続して受診している。
施術場所は、介護施設で施術時間は15分~20分。
2011年10月時点での症状
- 首の痛み
- 右側の運動障害により杖や介助者の補助が必要な状態
- 痛みによる睡眠障害
施術の記録
施術年月 | 月間施術回数 | 結果 |
2011年10月 | 1回 | 足が軽くなる |
2011年11月 | 2回 | 足が軽くなる |
2011年12月 | 2回 | 足が軽くなる・首が楽になる |
2012年1月 | 2回 | 足が軽くなる・首が楽になる |
2012年2月 | 2回 | 歩行補助不要で自立歩行可能となる。スパーに歩いて買い物に行く。 |
2012年3月 | 2回 | 自立歩行可能となる。上を向いて寝れるようになる |
後縦靭帯骨化症の障害改善に適した無痛ゆらし療法
頸椎後縦靭帯骨化症診療ガイドライイン 2011 南江堂によれば、民間療法(あんま・マッサージ・整体・カイロプラクテック)の有効性には否定的な記述がされています。
同じくガイドライイン(p79)に記載されたSpinal Manipulationの合併症として報告されている症状
- 梗塞
- 血腫
- 脊髄症
- 神経根症
- 脊髄損傷
無痛ゆらし療法と従来の民間療法の違い
- 揉まない
- 押さない
- 叩かない
無痛ゆらし療法の基本手技
- ゆらす
- 伸ばす
- 触る
現在まで、介護施設で1年と3か月間施術して述べ520人に施術をしてきましたが、施術痛などの苦情は皆無です。
このことは、無痛ゆらし療法が、障害の危険性が無い療法であることを証明しています。